Green Column グリーンコラム
【前編】2026年、家づくりの新常識
一生に一度の買い物で「後悔しない」ための、新しい住まいの選び方
~2026年からの家づくりは、「見た目」より「中身」がカギになる~
「マイホームは欲しいけれど、将来のお金が心配」「調べれば調べるほど、何が正解かわからなくなる」
いま、そんなふうに悩んでいませんか?
電気代の値上がりや、めまぐるしく変わる気候。これからの家づくりは、今まで通りの「見た目」や「広さ」だけで選ぶと、住み始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうかもしれません。
でも、安心してください。
これからの時代に合わせた「新しい選び方のモノサシ」さえ持っておけば、家づくりはもっとシンプルで、ワクワクするものに変わります。
本稿(前編)では、そうした変化の背景を整理し、後編では「では、何を基準に住まいを選べばいいのか?」という具体的な4つの判断軸を解説していきます。

住宅を取り巻く環境が大きく変わりはじめている
住宅を取り巻く環境は、ここ数年で大きく変化しています。その変化は、私たちの暮らしにも確実に影響を及ぼしています。
・ 電気代が上がり、毎月の光熱費の負担が増加した
・ 春や秋が短く、暑さや寒さが急にやってくるようになった
・ 災害などで停電が起きると、普段の生活が一気に成り立たなくなる
・ こうした変化の中で、住まいにも「性能」が求められる時代になっている
これらの社会的な変化とともに、住宅そのものの性能も大きく進化してきました。
断熱材や窓、気密施工の技術が飛躍的に向上し、かつては難しかった「夏も冬も快適に暮らせる住まい」が、今では一般的な仕様として実現できる時代になっています。
「いい家は高いから無理」
そう思っていた性能が、現実的な選択肢として手に届くようになってきました。

“性能が暮らしの質を左右する”時代へ
夏の夜は寝苦しく、クーラーをつけっぱなし。
冬は暖房に加湿器にと、一気に光熱費が跳ね上がる。
「電気代もガス代も、高いなあ…。」そうは思うけれど、家族の健康や快適性には代えられない。
そんな日々を過ごしている方も、多いのではないでしょうか。
実際に、電気料金の平均単価はここ数年で上昇傾向にあり、エネルギーコストが暮らしに与える影響は、年々大きくなっています。
こうした状況のなかで、住宅性能は「毎日の快適さ」だけでなく、「家計の安定」にも直結する存在になりました。建物そのものの性能による室温の安定や光熱費の抑制は、いまや“あればうれしい性能”ではなく、暮らしを守るための重要な要素になりつつあります。

※出典:経済産業省資源エネルギー庁.「日本のエネルギー 2024年度版 『エネルギーの今を知る10の質問』」
https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/energy2024/03.html ,(参照2026-1-5)
“家の性能が見える”時代
また、これまで分かりづらかった断熱性やエネルギー性能は、制度の整備によって“数字”や“表示”として確認できるようになってきました。
たとえば、住宅にも「燃費表示」のような考え方が広がり、“どれだけエネルギーを使う・ためられる家か”を比べられる時代へと突入しています。性能の“見える化”が進むことで、これからは「なんとなく良さそうな家」ではなく、“根拠を持って選ばれる家”がスタンダードになっていきます。

【省エネ性能ラベルの例】
住宅の性能を「見える化」するために、国の制度では“省エネ性能ラベル”の導入が進められています。住宅の断熱性やエネルギー効率を★(星)や段階ごとに示しており、性能を直感的に比較できます。
家電の『省エネ度』をチェックするように、これからは家もラベルを見て比べるのが当たり前になるかもしれません。
画像はイメージです(出典:国土交通省「住宅の省エネ性能表示制度」)。
これからの住まい選びに求められる視点
気候変動やエネルギー価格の変化、そして技術の進化によって、住宅の価値の見え方は大きく変わりました。これからは「見た目や条件で選ぶ家」から、「暮らしの安心や経済性を生む性能で選ぶ家」へと、判断の軸が移りつつあります。
では、これからの住まい選びで押さえておくべき“判断基準”とは何か。
毎日の暮らしの快適さから将来の安心までを見据えた「4つの基準」を整理していきます。
▼ 後編はコチラ
【後編】2026年の住まい選びに必要な“4つの基準”
次は「具体的な選び方」へ! 2026年、後悔しないために知っておくべき「4つの新基準」を徹底解説。家計を守り、家族が笑顔になる「魔法瓶のような家」の正体とは?